フィッシャーRN、マクレランCP、シンクレアWH
唾液コルチゾールのPOC検査の妥当性と信頼性
はじめに:唾液分析は、従来の方法ではすぐに冷蔵する必要があり、分析に数時間かかるのに対し、サンプルの収集が便利で簡単なため、応用スポーツ科学の研究と実践でよく使用されています。したがって、本研究の目的は、唾液コルチゾール濃度 ([sCort]) を個人プロファイリング(IPRO) 口腔液コレクター (OFC) 法でその場で測定することの妥当性と信頼性を、唾液測定口腔スワブ (SOS) および受動よだれ (PD) と比較評価することです。方法: 健康でレクリエーション活動的な大学生 10 名 (N=10、男性 5 名、女性 5 名) が本研究に自発的に参加しました。参加者は、試験 1 で 3 つのサンプル (OFC、SOS、PD のいずれか 1 つ) を提供しました。試験 2 では、参加者が試験 1 のサンプル手順を繰り返し、4 人の参加者が信頼性分析のために重複した OFC スワブを提供しました。結果: OFC と SOS (p=0.881) および PD (p=0.145) の測定値の間に有意差は見られず、偏りのない良好な一致が示されました。重複した OFC および LFD サンプルは両方とも有意差がなく、ICC はそれぞれ 0.890 および 0.850 でした。考察: 本研究では、IPRO 法がレクリエーション活動を行う個人における [sCort] の有効かつ信頼性の高い測定法であることが実証され、フィールド環境での唾液コルチゾール検査に有用かつ便利な測定法であることが示されました。