F. スティーブン ブリッジス
滅菌注射器の入手に関しては「いつも同じ」
研究により、汚染された針、注射器、さらには薬瓶の共用が、HIV やB 型肝炎、C 型肝炎の主な感染経路であることがわかっています。しかし、薬物注射使用者に滅菌済みの針や注射器へのアクセスを許可すると、誤ったメッセージが伝わり、違法薬物を注射する人が増え、犯罪率が上昇するという懸念は根強く残っています。違法薬物を注射する人の数が増えると、HIV や肝炎などの血液感染の数も増えます。既存の研究やその他のデータは、このような懸念を裏付けるものではありませんが、滅菌済みの注射器の利用可能性に関しては、「これまでと同じ」という意見を裏付けるものもあります。