ハーヴェイ・W・ウォールマンとウィリアム・R・ヴァンワイ
目的:この研究の目的は、2年間にわたる女子大学サッカー選手のバランスの変化を測定することです。
方法:ディビジョン I の大学サッカーチームに所属する 7 人の女子選手 (開始時の平均年齢 17.71 歳、SD=0.49) が 2 年間の研究を完了しました。被験者は、
新入生シーズンの前に NeuroCom Smart® Balance Master システムで評価され、その後の各秋季シーズンの初めに、感覚組織化テスト (SOT) で静的バランス、および安定性限界テスト (LOS) で動的バランスを再テストされました。平均差は、反復測定ANOVAで分析されました。
結果:プレイヤーの全体的な静的バランスは、SOT の複合平衡スコアの増加によってわかるように改善しました: F2,12=12.94、p=0.001。一対比較では、1 年目 [79.1 (2.9)] から 2 年目 [84.7(3.1)] (p=0.009) および 1 年目から 3 年目 [86.4 (2.8)] (p=0.008) への有意な増加が明らかになりました。次の SOT 条件でバランスの有意な改善が認められました: 条件 4 (F2,12=3.94、p=0.048)、条件 5 (F2,12=13.77、p=0.001)、および条件 6 (F2,12=4.44、p=0.036)。ペアワイズ比較では、条件 4 では 1 年目 [85.8 (5.4)] から 3 年目 [91.6 (1.6)] への変化 (p =0.05)、条件 6 では 1 年目 [69.2 (6.4)] から 3 年目 [79.9 (6.0)] への変化 (p=0.036) が明らかになりました。条件 5 では、バランスは 1 年目 [59.5 (8.9)] から 2 年目 [76.5 (6.4)] (p=0.006)、および 1 年目から 3 年目 [76.4 (7.1)] (p=0.008) に改善しました。後方エンドポイント逸脱の LOS に有意な変化が見られ (F2,12=5.44、p=0.021)、ペアワイズ比較では 1 年目 [51.0 (11.2)] から 3 年目 [66.5 (10.2)] (p=0.017) に有意に増加
結論:この研究は、女子サッカー選手のパフォーマンスが静的および動的バランスの要素を向上させることを示しており、これはサッカーへの参加が女子大学サッカー選手の全体的なバランスパフォーマンスに悪影響を与えることはなく、むしろそれを高める可能性があることを示している。