獣医学と医療診断ジャーナル

イランにおける屠殺牛の腎結石症：病理学的所見とミネラル組成

アフマド・オリヤン、シャールザド・アジジ、レザー・ケイランディッシュ、モハマド・レザー・ハジミルザイ

イランにおける屠殺牛の腎結石症：病理学的所見とミネラル組成

世界の獣医学文献には、牛の尿路結石の組成と定量分析に関する報告がいくつかある。本研究の目的は、イランにおける牛の腎臓で発見された腎結石のミネラル組成を定量的に報告することであった。本研究では、180頭の牛（雄82頭、雌98頭）を検査した。腎結石は180頭中16頭（8.88%）に発見された。偏光顕微鏡と赤外分光法による腎結石の分析により、腎結石はシュウ酸カルシウム（51-80%）、リン酸マグネシウムアンモニウム（5-25%）、リン酸水素カルシウム（8-15%）、尿酸アンモニウム（0-5%）など、さまざまな組成でできていることが明らかになった。