ホセ・A・カマッサ、カミラ・C・ディオゴ、マリリア・デ・A・ボネッリ、ポーラ・B・シモンエス、アウグスト・S・シルバ、アメリア・M・シルバ、ホルヘ・T・アゼベド、カルロス・A・ビエガス、イザベル・R・ディアス*
近年、ヒツジは動物学や獣医学の研究で広く使用されているほか、ヒトとの類似性から前臨床研究やトランスレーショナル研究の大型動物モデルとしても使用されています。本研究の目的は、年齢や生理状態の異なる雌ヒツジで自由溶液キャピラリー電気泳動によって測定した総タンパク質およびその画分の血清濃度の特性評価です。そのために、80頭の雌ヒツジを年齢または生理状態に応じて8つのグループに分けました。血液サンプルは同じ季節に同じ群れから採取し、血清タンパク質電気泳動を自動システムで実施しました。総タンパク質、アルブミン、アルファ1とアルファ2、およびガンマグロブリンについては、異なる年齢の基準範囲間に有意差がありました。生理状態については、乾乳群と授乳群の間で総タンパク質とベータグロブリンの値に有意差が見られました。総タンパク質とタンパク質画分は生涯にわたって徐々に増加し、8歳以降は減少しました。この研究で得られた知識は、年齢や生理学的状態が血清タンパク質の変動性に与える影響を検証するのに役立ち、診断や研究の目的に使用できます。