生物多様性管理と林業ジャーナル

天然林、再生林、荒廃林における森林構造と土壌特性の関係

アシシュ・K・ミシュラ、ソウミット・K・ベヘラ、クリパル・シン、ナヤン・サフ、オメシュ・バジパイ、アヌープ・クマール、RM・ミシュラ、LB・チョーダリー、バジュラン・シン

天然林、再生林、荒廃林における森林構造と土壌特性の関係

インドのウッタル・プラデーシュ州のインド・ガンジス平野上部における異なる森林構造と土壌特性の関係を評価するために、自然林、再生林、荒廃林の植物群落構造、種の多様性、土壌特性を調査した。各森林で木本種の種の構成、個体群分布、重要度を調査した。また、各森林の深さ30cmから採取した代表的な土壌サンプルも土壌特性について分析した。自然林で優占する科はクワ科（21.9%）とアカネ科（15.6%）であるのに対し、再生林ではクワ科（53.8%）とマメ科（23%）である。荒廃林では、クワ科とマメ科がそれぞれ33%を占める優占種である。森林群落構造におけるこれらのことから、荒廃林は自然林よりも複雑性の低い生態系であることが分かる。