アブデルカデル DH、エルギザウィブ SA、ファヒームク AM、マッカロナ PA、オスマンブ K MA
我々が発表した結果に基づき、ヒトインスリン(5 mg)をPLGA 2.5%(w/v)に封入し、PEG(2 kDa、5% w/w)を混合し、外部水相に1.25%のPVA(%w/v)を含んだインスリンPLGA NPを、改良型二重エマルジョン溶媒蒸発法[1,2]で調製した。得られたNPは、糖尿病ラットへの組換えヒトインスリン(100 IU/kg)の経口投与について調査された[3]。我々の動物モデルである雄のSprague–Dawleyラット(12週齢、エジプトのカイロにある国立研究センターから入手)(体重250~300 gm)を、ストレプトゾトシン(50~60 mg/kg、pH=4.5)の腹腔内注射によりI型糖尿病を誘発する前に6時間絶食させた。血糖値が250 mg dl-1を超えるラットは糖尿病状態にあるとみなされた。リン酸緩衝生理食塩水(PBS)中の3%重炭酸ナトリウム溶液(500 μL)を経口投与して胃酸を中和し、プロテアーゼ阻害剤-PI-(NEthylmaleimide、2 mM)を経口投与前に遊離インスリンまたはインスリンPLGA-NPと物理的に混合した[4,5]。PIの効果を調べるために、PIなしの遊離インスリンとインスリンPLGA-NPについて他の2つのラットの動物群が使用された(図1)[6,7]。