クシュワハ AS とナラシンハ ムルティ S
目的は、薬剤に対する爪の浸透性を改善する方法として、固体マイクロニードルによる前処理の実現可能性を調査することです。固体チタンマイクロニードル (0.5 mm) で前処理したヒトの爪甲全体で、in vitro 浸透研究を実施しました。前処理をしていないヒトの爪甲を対照として使用しました。フルオレセインナトリウムをモデル染料として使用しました。爪甲内のフルオレセインナトリウムの分布を視覚化するために、顕微鏡研究を実施しました。7 日間の研究後に受容体コンパートメントに浸透したフルオレセインナトリウムの量は、対照と比較して約 123 倍多いことがわかりました。爪甲の活性領域と周辺拡散領域に保持されたフルオレセインナトリウムの量は、対照と比較して約 4 倍と約 3 倍多いことがわかりました。全体的に、金属マイクロニードルによる爪甲の前処理は、爪甲内および爪甲全体に大量の薬剤を送達するための実現可能な方法であると思われます。