デミセウ・アメヌ・ソリ、グルメサ・トゥーラ・デベリュー、ゼルフン・アセファ、アスター・ベリヘ
産科瘻は、あらゆる年齢層の女性が長期間の閉塞性分娩により罹患する母体疾患の大きな原因であり、大多数、78~93%が死産に至っています。1 産科瘻の正確な有病率を推定することは、さまざまな要因により困難です。これらの要因の中には、この問題に対処し解決する取り組みの欠如や、医療制度内での認識の欠如などがあります。2,3 エチオピアでは、有病率は出産経験のある女性1000人あたり1.5~10.6人です。4,5 また、2016年のエチオピア人口保健調査(EDHS)によると、産科瘻を経験したことがある女性は1%未満です。6