ニーラム・サリーム・パンジャニ
パキスタンでは1950年代後半から家族計画プログラムが実施されているにもかかわらず、2012~2013年のパキスタン人口保健調査の最新データによると、避妊具に対する未充足ニーズが高いことが示されています。この現象は複雑な様相を呈しており、避妊普及率は過去10年間ほとんど変わっていません。この状況を分析するには、新しい手法や新しい視点が必要です。パキスタンで家族計画に対する未充足ニーズが生じている要因は数多くあり、このことがこの国の差し迫った公衆衛生問題となっています。本稿では、それらの要因を一つずつ取り上げていきます。また、コミュニティへの影響を軽減するための戦略や推奨事項も提供していきます。