ウスバリエフ BT、タギエフ DB、ヌルラエフ VH、ムンシエワ MK、アリエワ FB、ハサノバ MM、ルザエワ AQ、サファロワ PS
鉄(II)および(III)とフタル酸の配位化合物を合成した。化合物は、X線回折(XRD)、示差熱(DTA)、およびIR分光法によって研究された。鉄の酸化数に関係なく、合成生成物は同じ化学組成および化学式[Fe2(o-C6H4(COO)2)3]を持つことが確立されている。また、フタル酸ジアニオンのカルボキシル基は単座および架橋機能を持ち、複合体自体はポリマー層状構造であることが判明した。得られた結果に基づいて、複合化合物の概略構造が提案された。また、20〜660°Сの温度範囲での複合化合物の熱安定性、およびこの物質と重質油のレオロジー特性との超分子相互作用も研究された。