塚本正樹、杉山大輔、山本武、川西基、斉藤紀之
福島第一原子力発電所敷地内で発生した事故廃棄物の特性と処理・処分段階における課題の検討
東京電力福島第一原子力発電所の事故により、放射性核種に汚染された多種多様な廃棄物が大量に発生しており、今後も発生し続けると予想される。発生する可能性のある廃棄物の種類に関する文献やインターネットで公開されている情報を、その特性の観点から検討する。これまでに得られた廃棄物の特性と性質を考慮し、将来の廃棄物管理の各段階で廃棄物に関連する問題を選択し、分析した。検討対象となる段階は、現在の(一時)保管、除染や固化・包装を含む処理、廃棄までの保管、輸送、廃棄である。