パベル・N・アレクセーエフとアレクサンダー・L・シムケビッチ*
溶融塩反応器(MSR)の燃料組成の所定の品質を電気化学的に維持するための概念が定式化される。溶融塩の特性の修正は、任意の液体塩混合物の還元酸化(RedOx)電位の強制的かつ制御可能な変化を利用して、そのわずかな非化学量論性を変化させることによって実行できる。このため、溶融フッ化物の電子特性が研究され、これらのシステムの液相線形態に対する溶融フッ化物の強い電子的影響(それらのイオン結合と共有結合の原因)を利用して、MSRの基本組成を最適に管理することが提案される。A + –β”–Al 2 O 3(Aはアルカリ金属(たとえばカリウム))の固体電解質と液体鉛作用電極を備えたガルバニ電池内のアルカリ原子の正確なクーロン滴定によって、非化学量論溶融フッ化物のバンドギャップ内の電気化学ポテンシャル(フェルミ準位)を管理することに重点が置かれる。