免疫学的技術と感染症のジャーナル

免疫生乳酸菌による女性生殖器粘膜抗ウイルス免疫応答の調節

マリア・グアダルーペ・ヴィゾソ・ピント、フリオ・ビジェナ、ヴァージニア・ロドリゲス、北沢春樹、スサナ・サルバ、スサナ・アルバレス

免疫生乳酸菌による女性生殖器粘膜抗ウイルス免疫応答の調節

女性生殖器（FGT）は、生殖という重要な機能を適切に遂行できるよう進化してきた独自の特性を持っています。したがって、一方では生殖を確実にするために、FGT は同種精子や胎児を拒絶しないほどの寛容性が必要であり、他方ではウイルス、細菌、真菌、寄生虫病原体を排除するほどの反応性が必要です。さらに複雑な点として、粘膜細胞は内因性微生物叢や性ホルモン（エストラジオールとプロゲステロン）の直接的および間接的な作用に常にさらされています。FGT の免疫は腸の免疫ほど広範囲に研究されておらず、この重要な粘膜部位での抗ウイルス反応はさらに理解が進んでいません。これに伴い、乳酸菌（LAB）による免疫調節は、まったく新しい研究分野を提供します。