Vulegbo AA、Schoeneich K、Alagbe SA
ナイジェリア、ニジェール州、タグワイ貯水池の残量と沈泥率の測定
水資源の計画と管理は、水を確保しようとするほとんどの発展途上国にとって大きな課題です。ほとんどの発展途上国で水はますます希少資源になりつつありますが、その利用可能性に応じて、流出水を貯留・捕捉するために河川にダムを建設して貯水池が作られます。流域の土壌の浸食による堆積物の蓄積により、貯水池の貯水容量が減少しています。タグワイ貯水池の現地調査は、ナイジェリアのニジェール州タグワイ流域で実施されました。貯水池の周囲(開水面)の輪郭を描くために、合計141のポイントが座標とともに取得され、また、開水面から合計415の深さが、重り線、メートル法テープ、全地球測位システム(GPS)を使用してゆっくりと移動するボートで測定され、それらの対応する座標が示され、それらの値から面積と貯水量が計算されました。2010年の残存貯水量は、貯水池の総貯水量と同じでした。これは、使われなかった貯水量がすでに堆積して埋まっているためです。 2010 年の残りの貯水量は 21,650,648 m 3で、当初の貯水量の 76.5 % です。1978 年から 2010 年にかけて貯水量が減少した平均率は、年間207,792 m 3です。沈泥による損失は32 年間で6,649,352 m 3で、年間 0.73 % です。沈泥率が減らなければ、貯水池は貯水開始から 136 年、つまり 2114 年に完全に沈泥で埋まることになります。