吹田一嗣
協働ロボットは多くの製造現場で活用されるようになってきた。一方で、ワークや治具への挟まれ等によるリスク対策の課題も多く、将来的にはより実践的な安全・安心の確保や助け合いの手段としての研究開発が望まれている。本稿では、自動車製造現場の協働活用事例やサイバーフィジカルシステムを用いた人の身体的負担評価などをトピックスとして提供し、人を中心とした協働・連携の今後の課題と展望を議論し、「RICH」Real-time Inter Collaborated Harmonizationコンセプトを提案する。