コマル・ドウィヴェディ*、エクタ・シャルマ、ナルギス・ファティマ
微生物は、繊維材料を含め、環境のほぼあらゆる場所に存在します。天然繊維は特に微生物の攻撃を受けやすく、汚れや悪臭の原因となるほか、強度やその他の機械的特性も低下します。消費者は健康で衛生的なライフスタイルを意識するようになり、抗菌性を備えた幅広い繊維製品が期待されています。本研究では、モリンガの葉( Moringa Oleifera ) 抽出物を使用した直接法およびマイクロカプセル化法により、綿とカディ生地に抗菌加工を施し、生地の抗菌性を向上させました。モリンガ オレイフェラ抽出物を芯材、キトサンを壁材として使用してマイクロカプセルを調製し、パッド ドライ キュア法で生地に塗布しました。処理済みサンプルと未処理サンプルの両方を、細菌の減少と洗濯に対する抗菌活性の耐久性の観点から、SEM、FTIR、定量的および定性的な方法で実施された抗菌効果を含むさまざまなテストにかけました。処理したサンプルは、グラム陽性菌(黄色ブドウ球菌)およびグラム陰性菌(肺炎桿菌)に対して十分な抗菌活性を示しました。マイクロカプセルの沈着は SEM 分析で観察され、モリンガの葉(Moringa Oleifera )抽出物の活性化合物も FTIR 分光法で確認されました。マイクロカプセル化されたハーブサンプルは、直接処理したサンプルよりも 10 回の洗浄サイクル後でも微生物に対する高い耐性を示しました。