ハイヤン・チャン、シャオヤン・ハン、ゼユ・ヤン、ジン・ゾウ、ヘチン・タン
酸化グラフェンの酸化度を調整することで酸化グラフェンへのメチレンブルーの吸着を強化
異なる酸化度のグラフェン酸化物(GO)を調製し、特性評価した。メチレンブルー(MB)をモデル化合物として用いて、GOの吸着能力と酸化度の相関関係を明らかにするために吸着挙動を研究した。酸化グラフェン酸化物(OGO)へのMBの吸着はラングミュア等温線モデルに従い、吸着速度論は擬似2次モデルに適合することが観察された。GOの酸化度が上昇するにつれて、最大吸着容量は最初は増加し、その後減少した。GOの酸化度を調整することにより、298 Kでの最大吸着容量を671.1 mg g-1から1449.3 mg g-1に200%以上増加させることができた。OGOへの吸着容量が大幅に増加したのは、OGO表面のカルボキシル基の数が増加し、MBと吸着剤間の静電引力が強化されたためである。