ナポン・ブトラッハ、オラタイ・トムタン、スティナート・ヌートンゲーオ
TiO2ナノ構造は、Ti箔の陽極酸化によって作製されました。TiO2ナノ構造フィルムは、500°C~900°Cの温度範囲で2時間アニールされました。TiO2ナノ構造の形態、元素組成、結晶化は、それぞれ電界放出走査電子顕微鏡(FE-SEM)、X線回折(XRD)、ラマンスペクトル、X線分光法(XPS)によって分析されました。XRDとラマンスペクトルの結果から、500°C~700°CでアニールされたTiO2ナノ構造フィルムにアナターゼ相が存在することが確認されました。さらに、700ºCを超える温度でアナターゼからルチルへの相転移が起こることがわかりました。