モハマド・E・コスロシャヒ氏とマリアム・タジャバディ氏
第三世代ナノ分子デンドリマーで機能化された超常磁性ナノ粒子の特性評価と細胞蛍光顕微鏡検査:in vitro細胞毒性と取り込み研究
最適なサンプルとして、70ºCで合成された、粒子サイズが約10 nm <<交換長27 nm、飽和磁化が67.8 emu/gのものが選択されました。サンプルは、 X線回折法(XRD)、透過型電子顕微鏡(TEM)、フーリエ変換赤外分光法(FTIR)分光法、UV-vis分光法、蛍光分光法(LIF)および磁化測定(VSM)によって特性評価されました。コーティングされた材料は、マグネタイトのような強い磁気挙動とXRDパターンを示しました。FTIRスペクトルにFe-O-Si結合が存在することから、マグネタイトナノ粒子の表面に薄いAPTS層が形成されていることが確認されました。熱重量分析(TGA)は、コア合成技術の改良により、アミノシランコーティング反応(PAMAMデンドリマーの開始剤として)の効率を最大98%まで上げることができ、約610本のデンドライトアームを生成できることを示しました。 SPION と ID-NP の両方の UV-vis スペクトルは、340~380 nm の範囲で測定され、最大ピークは約 350 nm でした。コラーゲン基質と MCF 7 細胞に分布する ID-NP の蛍光特性は、蛍光顕微鏡で調べられました。結果によると、ID-NP の場合、10 μg/mL から 1 mg/mL の間で、L 929 細胞と MCF 7 細胞の生存率はそれぞれ 100% と 90% から 53% と 23% に減少しました。取り込み率は時間とともに増加し、SPION よりも ID-NP の方が高くなりました。