精神保健および精神医学の国際ジャーナル

長期フィールドワーカーの心理特性に関する研究

小島康夫、高橋宏輔、松浦直樹、島田正樹

長期の海外フィールドワーク経験を持つ研究者へのインタビューをもとに、そうしたフィールドワークを可能にする心理特性を検討した。本研究では、個人ベースでのフィールドワークが多い動物学、人類学、生態学など、さまざまな分野の30~50代の中堅研究者10名にインタビューを行い、語りの質的分析を行った。その結果、35の小カテゴリと19の中カテゴリを含む6つの大カテゴリが得られた。3名以上の語りに登場し、出現頻度が5回以上の小カテゴリに基づく共起ネットワーク分析では、6つの凝集性グループが示された。想定外の出来事が起きるかもしれないという想定、サポートを受けながら現地の生活や人々との関わりを楽しむこと、境界を越えて日常とは圧倒的に異なる世界に足を踏み入れることでしか味わえない感覚など、フィールドワークならではの体験が抽出された。さらに、結果は、長年の現場経験が価値観や態度、さらには対人関係への関わり方に影響を与える可能性があることを示唆しました。

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